整備済み品のMacBook ProをアメリカのApple Storeから輸入した話

Date: 2018年03月03日 Category:

先日MacBook ProをアメリカのApple Storeで購入しました。

なぜアメリカで買ったのか、どうやって輸入したのかをご紹介します。

アメリカ版のApple Storeで購入に至るまでの経緯

以前から私はMacBook Proが欲しいと感じていました。しかしお金がない…

そんな時ふと「Apple整備済み製品」のことが頭によぎりました。

「Apple整備済み製品」とは、故障して返品された製品や型落ち製品など安く販売されている製品のことで、滅多に値引きをしないことで知られているAppleが行う数少ない安売りのうち1つです。

私が欲しかったMacBook Proの条件は以下の通り

モデルは2016年モデルでも2017年モデルどちらでも
Touch Bar &Touch ID付きモデル
SSDは512GB
USキーボード
できれば色はシルバー

整備済製品は買えるモデルが限られているので(自らカスタマイズすることができないため)なかなか全ての条件を揃えるのは難しく、その中でもUSキーボードが搭載されたモデルは私が知る限りここ数年1度も販売されていません…

そしてある日整備済み品として発売された製品のスペックがこちら

13.3インチMacbook Pro 2.9GHzデュアルコアIntel Core i5 Retinaディスプレイモデル – シルバ

2016年10月発売モデル

Touch IDセンサーが組み込まれたTouch Bar

8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ

512GB PCIeベースオンボードSSD

「USキーボード以外の条件は全て満たしている…これは買うしかない…」

買ってしまいました…

そして使うことたった1日、私は気づいてしまうのです

JISキーボード最高に使いにくい！！！！

メイン機であるMac miniのUSキーボードとMacBook ProのJISキーボードを使い分けるのは私が想像していた以上に難しかったのです。

そんなことを思っていたら私にまた新しいアイデアが1つ降り注いできたのです。

アメリカのApple Storeで整備済みMacBook Pro買えばいいんじゃね？

日本だけではなくアメリカのApple Storeでも整備済み品はRefurbished and Clearanceとして販売されています。

そこで、買ったばかりのMacBook ProをAppleに返品してアメリカのApple Storeで同じ製品をもう一度買うことで安くUSキーボードのMacBook Proを手に入れられると考えたのです。(当然アメリカのApple Storeで買った整備済み品はUSキーボードが搭載されています)

まぁ、アメリカのストアに同じ製品が偶然売ってるわけないか〜と思いながらアメリカのApple Storeを見てみると

あるんかい！

(現在同じモデルは販売されていませんが私が購入した時は在庫が複数あったようです、さすがAppleのお膝元アメリカ)

そして私はアメリカのApple StoreでのMacBook Proの購入を決めたのです。

アメリカのApple StoreでMacBook Proを購入&輸入

1.アメリカのApple Storeから購入し輸入業者に配送

アメリカのApple Storeでの購入の流れは、サイトの言語が英語であることを除いてはほとんど日本でのApple Storeでの製品の購入の流れと変わりません。ただし利用できるクレジットカードの種類が限られるので注意してください。

商品の届先は配送業者が指定した住所にしましょう。

2.輸入業者から日本に配送してもらう

私はアメリカのMyUSという輸入サイトを利用してMacBook Proをアメリカから日本に輸入しました。

私の場合はApple Storeで注文した次の日に配送が開始され、その3日後には配送業者の倉庫に到着しました。

業者によっては製品到着前に製品が連絡をしないといけない場合があるようです。

輸入業者に届いた後は、輸入業者から日本へ輸入するための手続きをしましょう。

私がMyUSに払った料金は送料40.59ドル、リチウムイオンステッカー2.00ドル、保険32.00ドルでした。

リチウムイオンステッカーはリチウムイオン電池を内蔵している製品を輸入するときに必要なステッカーで、保険は万が一輸送時に製品が破損した場合にが保証してくれるオプションです。

ついに到着

MyUSでの配送の手続きから6日後、配送業者のミスでまだ届いていないのにお届け済みになったりとハプニングはあったものの、無事にMacBook Proが到着しました。

当たり前ですが、USキーボードが搭載されています。MacBook Pro自体全く問題なく使うことができました。

説明書は全て英語です。

充電器は日本では使えないと思っていましたが、日本と同じものが付属していました。

かかった費用

MacBook Proが1625.33ドルだったのに加えて送料が保険料なども含めて74.59ドルだったので、合計で1699.92ドル(現在のレートで178,963円)、それに加え国内消費税が後から13500円請求され合計でかかった金額は192,463円でした。国内で購入したときは消費税も合わせて171,720円だったので追加で20,743コストがかかりました。

ちなみにMacBook Proの価格1625.33ドルというのはアメリカ国内の消費税込みの価格です。アメリカの消費税は州ごとに異なっていて、オンラインショッピングの場合消費税は配送先の州によって決められます。オレゴン州は消費税率が0%なのに対して、カリフォルニア州の一部の地域が9%ということを考慮すると高額な商品を購入する際はこれは大きな問題になります。私の場合はフロリダにある輸入業者なので7%の消費税を払うことになりました。更に日本国内の消費税を払うことを考えると高く感じてしまいます。

まとめ

今回の輸入に関して良い点と悪い点をまとめました。

良かった点

USキーボードのパソコンが日本で普通に購入するより安く手に入った
アメリカのApple Storeの整備済み品だから在庫が潤沢で様々な種類が販売されていた。

悪かった点

アメリカから日本に輸送する際の送料、配送時の保険、消費税など様々なコストがかかった。
配送業者を探したり、配送を手配することに時間と手間がかかった。
サイトの言語は全て英語で、トラブルがあった際には英語で交渉する必要がある。

かなり手間がかかりますが、安くUSキーボードのMacを手に入れたい方は是非この記事のやり方を参考にしてMacの輸入に挑戦してみてください。

参考リンク

OBAKESAN.net｜オバケサン

日本から、転送サービスを利用して US Apple Online StoreでiPad Pro9.7inch(海外版) を買ったお話:OBAKESAN.net｜オバケサン

日本版iPad Proは、シャッター音が爆音という仕様です。スクリーンショットなどを撮るときにとてもこまります。そこで、iPad Pro9.7inch(2016)を、日本からUS AppleStoreで購入してみました。

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