次期iPhoneにFeliCa搭載？iPhoneは未来のお財布になるのか？

このブログをご覧の皆さんの多くがSuicaなどを持っていて電車に乗るときやお買い物をするときにSuicaで支払いをしたことがあると思います。そのSuicaに使われている企画FeliCaがiPhoneに搭載される可能性が浮上しました。

そもそもFeliCaとは？

FeliCaはソニーが開発したICカードの技術方式です。SuicaやPASUMOなどの公共交通機関で切符の代わりに使われるICカードの技術です。なんといってもその特徴は反応速度です。たった約0.1秒でカードのデーターの読み書きが行われ駅改札での混雑の解消に役に立っています。

iPhoneにFeliCaが搭載される可能性がある！？

Suicaが使えるJR東日本の駅の改札

今月27日に日本経済新聞社がiPhoneにFeliCaが搭載される可能性があると報道しました(リンク)。現在アップルは欧米各国でApple Payというクレジットカードを登録することで使用できる支払いサービスを運営しています。iPhoneのTouch IDを最大限に生かした支払いを安全で早くできるサービスなのですが日本進出にあたって問題があります。欧米各国でApple PayはNFCという技術方式が用いられていますが、現在日本ではFelicaが公共交通機関を始めとする電子マネーの標準となっています。iPhoneは日本国内でのシェアが他国に比べて非常に高いですが他社製のスマートフォンのシェアが最近追い上げているということもありiPhoneの日本国内向けの機能の重要性も高まりつつあります、そしてApple Payの日本国内の早い普及のためにも日本の標準技術方式であるFeliCaは重要です。その点において日本国内だけのための機能だとしてもAppleにとってFeliCaを搭載することは戦略的に必然的だと考えられます。また消費者からしてみても今まで通りに運賃支払いする時やお店で商品を購入するときにかざすだけで速く買い物できるというメリットがあります。

実はFeliCaがiPhoneに搭載されることでJR側にもメリットが！？

FeliCaがiPhoneに搭載されることでICカードを発行している全国のJR社や小田急電鉄などにもメリットがあります。実はICカードが店で利用されることによってカードの発行社が利益の2,3パーセントを手数料として受け取っていると言われています(→リンク)。しかし現時点では”Suica=運賃支払いカード”として捉えられていることが多く公共交通機関以外の場面であまり使われることがありません。しかしもし日本国内でのシェアが高いiPhoneに搭載されたとなると公共交通機関以外の場面でICカード使われることは増えると考えられます。

まとめ

もし次期iPhoneにFelicaが搭載されることになれば消費者は駅で電車に乗車するときや店の買い物で細かい現金を出すことなくiPhoneをかざすだけで支払い、Suica加盟店側はSuicaの利用機会が増え会計が早く終わり店の回転効率が上がる。ICカード発行会社はSuicaが店で使われる場面が増えることで手数料が利益になる。AppleはApple Payで他社スマートフォンとの機能の差がつけられるまさにWin-Win-Win-Winの関係になることが考えられます。来月にあると思われる次期iPhoneの発表イベントがますます楽しみになってきますね！